「安の花田植え再現10周年」!
2015年6月14日(日)10時半 田中山神社で
広島市立大学の学生さんが再現した実物大の飾り牛(模型)を先頭にお祓いを受け道行がはじまりました。再現して10年目にあたる今年は道行も再現したのです。
田中山神社からアストラム沿線沿いに田植えを行う安東公民館まで、途中安田大学前から稚児、早乙女、大太鼓や小太鼓、笛や手打鉦のお囃し隊を慕えて歩きました。
11時からは平成17年11月に高取北中学校の夢トライ事業の一つとして発足した荒谷太鼓の皆さんの勇壮な演奏をはじめ、安公民館で活躍中の福福会の皆さんの民謡、そして「扇子踊り」(昔、大田川が洪水で決壊した堤を修復するために、土を踏み固めた足の運びに拍子が付き、踊りに発展したのではないかと言われている「季素無(きそん)踊り」や、毛利輝元が広島城を築いた際に祝い歌として踊ったというオーイナ踊りなど、扇子を使って盆などに踊る踊り、地域によって少しずつ違う)が披露されました。
13時より田植え神事が始まり、幼稚園児による稚児の田植え(水田の中には入りません)の後、飾り牛5頭(大朝町飾り牛保存会)による代掻きが始まりました。この頃には観客も増え、最終には道行の沿道を含めて5000人の動員となったようです。
今年は花田植えの経験も2回~4回あり水田を回りながら周りの観客をゆっくり見まわしたりして観察しているような、そんな感じを受ける牛でした。その後、代掻き、お囃し隊、安田大学の学生さん、広島信用金庫の職員さんも参加してくれた早乙女たちの田植えがお囃しの音に合わせて行われました。今年は撮影する方たちを早く水田近くに入れたため稚児の姿が見えにくかったのが残念でした。
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(掲載:2015/06/18 HP委員 2丁目 速山)