「大雨に備えて」防災教室開催
8・20広島豪雨災害で犠牲者77名が尊い命をなくされて2年が経過し、いまだに避難生活をされている方もおられますが、一般の方は記憶が薄れています。
8月20日AM10:00より安佐南区区民文化センターにおいて豪雨災害犠牲者の追悼式が行われ、役員の一部の方には参列いただきましたが、当地域においても今回の災害を教訓にしていただきたいと思い、PM1:30よりふれあいセンター絆において、学区社協と合同で自主防災の役員を中心に30人の参加で防災教室を開催させていただきました。
今回は、ご自身が8・20の被災者で広島県自主防災アドバイザーの横山ゆかりさんをお招きして、実体験によるご自身の当時の行動を中心にお話しをいただきました。
一般的に災害時に避難勧告による避難と言えるのは、通常の生活が出来ている方を考えての事で、今回の横山さんのように小さなお子さん(当時1歳6月)や体の不自由な方、高齢者を抱えている方は行政の指示を待っていたのではとても間に合いません。
避難を行った方が良いのか、どうかの判断も含め、各人の状況によって、多種多様にあり1つの方法でなく、2つ、3つて考えておく必要があります。
やはり、自分に命を守るのは日ごろよりの自分の生活の場所をよく知ること、近隣の人とのコミニケーションをとっている事が重要だと思います。
又、避難をするときも、子供のアレルギーや常用薬についても第三者にも解るような工夫や自分の食料(3日程度)は避難袋の入れての移動が望ましいとのアドバイスもありました。
今回の公演は、いままでの頭で考えていた防災について再度、考え直す提案をいただけた有意義な研修であったと思います。
(2016/08/27:掲載 学区自主防災会連合会 会長 横田 忠美 写真:社協 事務局次長 速山)