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福祉のまちづくりプラン検討書(要約)



福祉のまちづくりプラン検討報告書(要約)


 はじめに
 毘沙門台学区社会福祉協議会では、これからの「まちづくり」としてどのような施策を行うべきか、2年間(平成19年~20年度)にわたり検討した。検討は委員会方式で団地内の各団体より委員を出していただいて延べ26名で検討を行った。委員会は延べ13回、また作業会を10回も開催した。さらに住民にも広く呼びかけて住民・団地内高等学校生・有識者なども交えてワークショップを4回にわたり実施した。
 これらの成果を約3ヶ月かけて報告書としてとりまとめて平成21年6月に発刊した。
 ここでは、この内容について概要を述べる。

 [1]わが町の現状
 毘沙門台地区は広島市の中心部から北東部に約12km離れた権現山の中腹に位置し、昭和49年から昭和61年にかけて開発された団地である。広島市内を遠望できる高台に位置し見晴らしも良く、絶好の環境を誇る。


 この付近は太田川と安川の合流地点で三角州が発達し、古くは古墳時代には安芸の国の中心部として豪族が支配した歴史を持つ。特に「緑井」の地名は古事記にも記載されているほどである。
 付近には古墳をはじめ、毘沙門天、毘沙門台遺跡、権現山・阿武山の登山口などがある。
 団地開発当初から交通網は広島駅~広島バスセンターに直通するバス路線があり、平成6年のアストラムライン開通に際しても毘沙門台駅が設置された。
 アストラムラインの開通により、アストラムラインと相互接続するJR可部線大町駅が新設され、市内への交通は便利である。
 地区内及び近辺の公共施設は毘沙門台小学校、毘沙門台児童館、安佐中学校、安古市高等学校、私立広島サムエル信愛幼稚園・保育園(サムエル信愛こどもの園)、郵便局、寺院などがある。
 団地内ではないが、安佐南区内には数10分で通学できる大学も数校あり環境の良い文教地区である。
 また、団地内には毘沙門台集会所をはじめ、東・西・南の4集会所と12箇所の公園がある。病院介護施設、日常生活に必要な商店はスーパー、薬局、電気店、酒店、飲食店、理容・美容院、クリーニング店、ガソリンスタンドなどがある。
 文字通り「ゆりかごから墓場まで」揃った団地であり、現在も高級住宅地として不動産会社がさかんにPRしている。
 平成20年3月31日現在、2,578世帯、人口6,828人である。町内会加入率は86.0%と近辺に比べ高い加入率を誇るが、これはマンションがほとんど無いことに起因すると思われる。
 人口構成は高齢者が多く、団地全体では高齢化率は
 65歳以上 1,615人、 23.7%
である。高齢化は今後10年で急速に進み、
 65歳以上 2,651人、 35.2%
と予測される。
 このようにわずか10年で超高齢化社会になることが予測され、「福祉のまちづくりプラン」策定はますます重要な福祉事業になるものと思われ、早急な対応が望まれる。

 [2]現状の課題
 働き盛りの頃、憧れの一戸建てを手に入れ、喜び勇んで毘沙門台にのりこんだ。そして憧れの地で子どもをのびのびと育てた。その子どもはやがて高校を卒業して大都市の大学に入学し毘沙門台から離れていった。
 やがてその子どもも独り立ちして就職するが、思うような職場は広島には少ない。
ごく一部を除きそのまま大都市に居座り、やがて家庭を持つ。そうなった子どもはもはや毘沙門台には帰らず、育った家屋敷は親が死ぬと手放すことになる。
 そういったことから、毘沙門台団地に、若年者が再び溢れる街になるにはかなりの年代が経った後になりそうである。この状況が我々が抱えている基本課題だといえる。
 次に、地勢的問題として毘沙門台団地は権現山の中腹斜面に開発された団地であることから、
 ・坂が多い。
 ・階段が多い。
という団地造成上の問題がある。この問題も、高齢者には思いの外大きな負担を強いる結果となっている。
 このような現状を踏まえ、ついの住み処である毘沙門台で安心して快適に過ごすためには、住民みんなが一致して助け合うシステムを作り上げる事が肝要である。
 今後はわれわれの手で高齢者および子どもと一緒になって住民の誰でもが安心して暮らせる街を作りたい。特に一人暮らし高齢者の見守り体制の整備強化が最重要な課題と思われる。 わが街が抱えている課題のうち、主要なものを整理すると次の通りである。

1.高齢者福祉関連
 (1) 二人暮らし高齢者世帯の増加(身体・心の不安、孤立化)
 (2) 一人暮らし高齢者世帯の増加(孤立化、孤独死)(3)高齢者の住みにくさ(買い物の不自由さ、困りごと相談)間を空けるなど

2.障害者福祉関連
 (1) 障害者への偏見、理解不足
 (2) 障害者が気軽に買い物に行ける支援の体制
 (3) 見守りが必要な対象者の把握

3.子ども福祉関連
 (1) 留守家庭の問題(早朝保育)
 (2) 子どもの安全と見守り(子ども110番の家の機能活性化)
 (3) 子ども会活動の活性化(学校と地域との連携強化)

4.コミュニティ関連
 (1) 地域のコミュニケーション不足の問題(挨拶の励行等)
 (2) 地域コミュニティの活性化(地域活動への無関心、老人会・子ども会への加入率の低下)
 (3) 過度な個人主義の蔓延傾向
 (4) 向こう三軒両隣との付き合い希薄
 (5) 行事への参加者が少ない
 (6) 町内会のイベントに若い人が参加していない
 (7) 世代間の交流が少ない

5.防犯・防災関連
 (1) 高齢化に伴う空き家の増加、体感治安の確保
 (2) 夜道が暗い、街路灯が少ない
 (3) 団地内に交番が無い
 (4) 防災・災害情報の伝達手段の課題

6.交通問題関連
 (1) 団地内交通の利便性向上 (団地内循環バス、高齢者にやさしい低床バスの導入)
 (2) シャトルバスなど交通体系の改善
 (3) アストラム毘沙門台駅からのエスカレーター設置
 (4) 高齢者の増加に伴う、公共交通のあり方
 (5) 坂道の多い団地で移動が不便

7.環境・その他
 (1) 住民のマナー問題(ゴミの散乱、一部のペット愛好家の非常識)
 (2) 公園などの樹木が茂り見通しが悪い

 [3]ついの住み処を目指して 
 解決すべき課題はワークショップなどを通じて総計156項目がリストアップされた。
 その課題はいずれも重要なものであるが、問題解決の容易性、時間、費用、また市や企業などの協力など外部に依存せざるを得ないものなど多岐にわたる。
 これらの課題を整理して、この毘沙門台で誰もが楽しく明るく快適に老後を過ごし、ついの住み処として最後まで過ごせる街として、次の3つを目標とすることとした。

☆誰ひとりとして不安を感じない街へ
☆明るく親しみの持てる街づくり
☆便利で快適に暮らせる街を目指す

 実施に当っての、われわれ毘沙門台の福祉のあり方の基本を次の通り進める事にしたい。

★住民と行政が協働しつつ、自助・共助を中心においた「新しい福祉」の進め方を基とする。
★自分でできる事は自分で行う自助とともに、向こう三軒両隣による新たな支え合いを目指す。
★住民の一体感を高めるために、情報の共有化をすすめる。
★安定的かつ継続的な福祉を実現するため、人材の確保に注力する。

 1、近隣ミニネットワーク
 まず取り組むべき課題は、「近隣ミニネットワーク」の構築である。
 近隣ミニネットワークはひとり暮らしのお年寄りを対象に、日常の生活の中でお互い負担にならない程度の見守りを行い、万一異変に気づいた時は皆で助け合い、病院に担ぎ込むなどの手配を行うのを狙いとしている。
 その体制作り案として学区内社協に「(仮称)近隣ミニネットワークを成功させる推進協議会」(以下「推進協議会」)を立ち上げその下に団地内民生委員(9名)ごとに「担当エリア部会」を組織する。
 このネットワークを平成21年度より毘沙門台団地全体に展開したい。しかし課題も多く、特にこのようなボランティアに参加して頂く住民を組織するのは難事業になると予測される。
 そこで平成21年度は近隣ミニネットワークの構築と平行して人材発掘の事業も実施するよう計画した。 すなわち、知識・実務・様々な経験を持った還暦世代をターゲットに、「場作り」「人間関係作り」いろいろな世代交流の「たまり場」になると期待されるシニアライフセミナーやメンズサロンを新たに推進して、地域内の人的資源の発掘運動に取り組むこととした。
 この取組みは、高齢期を迎えた方々に新たな生きがいを与え、いきいきとした活力ある人生を謳歌させるという副次的効果も期待できる。

 2、次期の取り組み課題
 当面の取り組みとして整理された課題以外にもたくさんの課題があり、2~5年程度のうちで第2次の取り組みを行っていくこととする。
 (1)高齢者福祉 
 「誰ひとりとして不安を感じない街」の高齢者に関する課題の中で、まず近隣ミニネットワークを最優先課題として取りあげたのであるが、その他にも多くの課題が指摘された。
 ・『情報交換出来るような「たまり場」となる拠点づくり』
 ・『高齢者マンパワーを活かした世代間の交流』
 ・『介護の予防講座』
などが提案された。これらのことについては、学区社協内組織や地域包括支援センター、医療機関など事業者と連携して推進する必要がある。効果的に事業をすすめていくためには、関係する各種団体や行政機関などとより綿密な協議を重ね、連携していく必要がある。そのためには、相当な時間を要すると考えられ、実行までにはある程度の猶予をいただく必要がある。

 (2)障害者福祉 
 高齢者同様に『障害者の近隣ミニネットワークの構築』も大きな課題である。これにはまず、初年度より取り組むこととしている高齢者の近隣ミニネットワークの構築を図り、その手法を活かして障害者の近隣ミニネットワークづくりに取りかかり、高齢者近隣ミニネットワークに融合させていくことが課題解決に向けての近道であり効果的であると考えられる。
 (3)コミュニティの充実 
 毘沙門台地域全体でのコミュニティの促進が福祉のまちづくりには欠かせない課題である。
 毘沙門台には3つの町内会があり、これらが情報交換し、連携連帯をますます深めていくような取り組みが必要である。地域全体でのお祭り等の開催は盛り上がるので、この課題の達成に繋がっていくものと考えられる。
 明るく親しみの持てる街について分類された課題の中では、『地域のコミュニティ促進』のために、『福祉まつりの開催』を提案された。町内会と第2町内会・東町内会の3つの町内会のそれぞれで開催されている夏祭り・秋祭りなどを合同で開催してもらえば地域全体での交流が図られるのではないか、との意見もあった。


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