五月ケ丘の紹介

    五月ヶ丘自治会は東区福田八丁目の寺分東、原山両町内会、安佐北区小河原町のうぐいすヶ丘、緑化ハイツ及び従来からの住宅地などと住宅団地群の一部を構成しています。この団地群は藤ヶ丸山に発する水晶郷川とその西を並流する渓流の土石が堆積した沖積錐に載っています。沖積錐の先端は小河原川、頂上は山陽道の南200m付近にあり、錐長は1kmを少し超えるので小型扇状地とも言えます。
   五月ヶ丘団地は南北に延びる稜線を軸に造成されており稜線の東側は緩傾斜の畑と水田、西側は急傾斜の畑で、畑では桑やぶどうが栽培されていた時代もあったと聞いています。空中写真によれば造成は昭和37年以降に始まり、当時の写真では41年春には概成しており、46年に少人数の自治会が発足しています。
 小河原川沿い平地の道路と宅地と農地以外一帯は深い森林地帯でしたが昭和55年に白滝川上流域の東隣に県立緑化植物公園、平成11年には西隣に広島市森林公園が開園しました。また、瀬野川への林道も整備され藤ヶ丸山、呉娑々宇山への登山も手軽に出来るようになりました。昭和63年には五月ヶ丘の南100mに木ノ宗山頂を中心に大円弧を描く山陽道が開通し東インターが近く交通の便が随分良くなりました。
五月ヶ丘と西隣の大和台団地の間の谷筋はかつて水田地帯でしたが現在は家庭菜園も増え近隣の団地の皆さんが各自鹿よけネットで囲んで野菜つくりを楽しんでおられます。また、この一帯は愛犬の恰好な散歩道にもなっています。