「二葉の里」の由来

町内の歴史研究家の方へ取材を行って、「二葉の里」の名前の由来をお聞きしてきました。

天保6年(1835年)に饒津(にぎつ)神社が建てられた時、背後の山にも名前を付けることになり、「金葉集」から「いかばかり 神もうれしと 三笠山 二葉の松の 千代のけしきを」という歌を、また「新続古今集」から「松は 昔の二葉より 久しき事の ためしにぞひく」という歌を引用し、「二葉」をとって「二葉山」と呼ばれるようになったと伝えられています。それに、現在のシリブカガシなどの常緑広葉樹林に変わる前は山は赤松が主体の雑木林だったようですから、「二葉」は松の葉を指すと考えて良さそうです。明治時代には一帯は軍用地であったため人家は少なかったのですが、やがて周辺に住宅が広がりはじめ、二葉山を里山とする地域であることから「二葉の里」と言われるようになり、昭和8年(1933年)に大須賀町と尾長町の各一部を合わせて町になる際、大須賀町内の小字名であった「二葉の里」を町名としたそうです。

取材の様子


「取材している我々」も取材されました(^_^;)