神乃倉山公園の写真と解説

  神乃倉山公園にようこそ!
 
神ノ倉山は、広島市の北東の端 白木町井原にある標高561mの山で、
山の頂上付近一帯を公園として整備したのが神ノ倉山公園です。
 
 
神乃倉山公園の位置図
 
神乃倉山公園一周のハイキングコース
 
 
  神乃倉公園の整備の始まり 
・昭和35年から故谷岡国一さんが西日本随一の桜の名所にしようと、私財を投じて桜の植樹
  を始めたのが始まりです。
・谷岡さんご自身が戦傷と長崎での被爆という苦しい過去をお持ちで、ふるさとの山を平和の
  シンボルである桜の花で埋めようと思い立たれた。
・学校建設費などをつくるために町が払い下げた神ノ倉山の七合目以上の広大な町有林約600
 ヘクタール(甲子園球場の150倍)を手に入れられ、尾根の延長は4㌔におよぶ。
・当初は桜10000本植樹という遠大な計画が立てられ、以来フジ、モミジ、ツツジも植えられ昭和
 45年には「神ノ倉桜公園」としてオープン幅3mの林道(自動車道)も整備されました。
・平成元年公園創始者の谷岡国一氏が亡くなりましたが、ご子息の英男氏がその遺志をつがれ
 公園の整備にあられました。
 
          山頂から望む井原町並み

       山頂から望む井原の町並み
                爽快な雲海
                三瓶山を望む 
美しい夕焼けの空
        美しい夕焼けの空
・公園からの眺望も素晴らしく、晴れた日には広島湾をはじめ中国山地の山々を望むことができる。
 また、山頂からの雲海や夕日はことのほか素晴らしいものがあります。 
 
            さつき満開の道
            
      山頂満開の 桜とレンギョウ
 
       白木中生徒が植えた八重桜
 
          満開のつつじ     
   
              美しい秋の紅葉     
    
                    冬も美しい光景
              爛漫と咲くフジの花 ピンク・紫・白
・公園内にこれまで植樹された桜、ツツジ、モミジ、フジなどの本数は4万本にのぼりまして、
 春には桜をはじめ梅、ツツジ、サツキ、タムシバ、フジの花が咲き、秋には色鮮やかな
 紅葉が楽しめます。 
 
さくらまつりのカブト製作模様 
 
    
               さくらまつり武者行列
・平成14年からは4月桜の開花期にあわせ「神ノ倉公園さくらまつり」を公園内で実施し、小学生の
 武者行列、中学生の宝探し、記念植樹、各種バザーなどを開催。今年(平成23年)は記念すべき
 10回目を実施でいます。

  
 
        
      サンタが空からやってきた  
    
        神乃倉山公園ハイキングの風景
 
 
・平成16年安佐北区役所が実施した里山アンケートで区内の人気の山第3位に選ばれるほどで、
 今では登山やハイキングが手じかにできる格好の場所として近郊の愛好家に親しまれ、年間7000
 以上が訪れています。

 
  
          チューピーの森  植樹風景
登行記録調査用紙   
      登行記録調査用紙
 
 
     維持管理について
   
・昨年5月谷岡英男氏が亡くなり、氏が負担していた神ノ倉山公園の植樹管理手間、資材費、燃料代、
 肥料代、作業機械などの維持管理費は年間200万円を超えます。

・公園の維持管理が危ぶまれる事態となりましたが、地域としてはNPO法人などの住民組織を立ち上げ、
 地域ぐるみで管理する方法を模索しております。 

・費用の大部分を占める植樹管理費などの人件費は地域住民の勤労奉仕に頼るにしても、今後公園を
 維持するための必要最小限の費用を試算しますと作業機械、燃料代、肥料代など年間60万円が必要となります。

 
 
 
維持管理についての今後の課題
 
  ①     一般市民に募金をお願いする。

     地域各戸に分担金の拠出を要請する。

     行政の助成金を模索する(広島市、広島県)

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     井原側から公園に上がれるようアクセス車道の整備をする。

 ・神ノ倉を桜の名所にとの志を抱いた故谷岡国一氏の想い、その尊い遺志を継承したご子息の故英男氏、
  地域おこしの必要性を意識して協力した井原地区の住民、これらの半世紀にわたり流した汗によって
  今日の神ノ倉山公園があります。

・フジやツツジの手入れを3年怠ると取り返しのつかないことになるといわれます。

 維持管理費の確保が急務でありますが、問題解決にはまだ取りかかったばかり、
 あらゆる可能性を追求しながらチャレンジしてまいりたいと考えます。