阪神大震災や東日本大震災などの教訓は、広い地域で同時に発生する災害に対しては行政・消防署などはとても手が回らず、緊急の対応はほとんど期待できないということで、救助活動の主役は一般市民とならざるを得ませんでした。
そしてこのような事情は今後も大きく変わることは望めそうにもありません。
このような災害から私たちの身を守るためには、「自分の身は自分が守る」ことを基本とし、「危険を感じたら自主的に躊躇なく早く安全なところへ避難すること」、「隣・近所が呼びかけ合い、助け合って避難すること」、これが一番大切だと思います。
五日市観音地域には、五日市断層帯が走っていまして、マグニチュード7.0の直下型の大きい地震が発生する可能性があるとされています。900年~1400年ぐらい前に発生したことがあるということで、いつまた来るかは全く予測されておりませんが、最近の巨大地震の頻発はちょっと不気味な感じもします。瀬戸内海には大きい津波は来ないと云われています。しかし、これまでの想定をはるかに超える津波が来ないと云う保証はありません。
ここ最近は、例年になく記録的な暑い日があったりして、地球は温暖化が進んでいるのか進んでいないのかよくわかない、といった気もしますけれども、地球温暖化は一様に温度があがるのではなくて、気象活動の活発化をもたらし、その結果として、局地的、一時的には異常に寒くなることもありますけれども、全体的には温度があがって異常気象が進んでいくと言うことになるようです。
地震や豪雨災害に十分注意しなければならないことを胸に「自分たちの身の安全は自分たちが守る」を基本にみなさんと共に力をあわせて、災害防止活動を進めていきたいと思います。
五日市観音自主防災会連合会
会長 伊藤貞夫
自主防災会連合会設立経緯
自主防災会連合会の活動
自主防災会連合会の組織
自主防災会連合会の主な活動の経緯
平成15年度に初版の防災マップをA4版で作成しました。平成19年度に内容を見直し、大きさもA3版の大きさに変えて見やすいものとし、20年3月に地域の全世帯に配布しています。
その後、土砂災害防止法に基づいて、五日市観音学区においても警戒区域、特別警戒区域が23年5月30日付けで指定されたことや災害の種類に応じた避難の仕方や避難場所の見直しが必要であることなどから、平成23年度から更なる改定作業を行っています。
平成15年度に生活避難場所の運営に関するマニュアルを制定し、これに基づく避難訓練を主体としまして佐伯区総合防災訓練を当連合会が引き受け、総勢1000人近い規模の訓練を実施しております。その後も時代の変化を受け若干の見直しをしてきましたが、平成22年度に生活避難場所として、五日市観音小学校体育館に加え広島工業大学の体育館が追加されましたこと、五日市観音西学区との共同運営などの課題が持ち上がってきていますので、早急にマニュアルの見直しが必要となっています。
○心肺蘇生法、AEDの使用法講習会等
○広島市総合防災訓練参加
○佐伯区総合防災訓練見学
○自主防災フォーラム
○防災リーダー講習会
○応急手当普及サポーター講習会
○その他