【レポート】第1回 海老山公園の再整備に向けたワークショップ
2025年5月13日 19時00分2025年5月10日(土)、佐伯区役所別館6階の大会議室にて、「海老山公園再整備事業」に関する意見交換会が行われました。
以下は、当日の意見交換で出たお話を参加者の目線でレポートしたものです。
今回参加されたのは、地域の環境や公園を日常的に利用している団体の皆さん。
参加団体は以下の通り
- 南学区町内会3連合会
- 広島工業大学工学部建築工学科
- 五日市西国街道散策倶楽部
- あさひ快老クラブ
- なぎさ公園小学校
今回は、海老山公園の将来像についての自由なアイデアを出し合う「ブレインストーミング形式」で進行。事前に行われた住民アンケート(回答数686人)などを踏まえ、関心が高かった「交流・憩い・遊び」「歴史・自然・学び」「防災」の3つの視点をテーマに、4つの班に分かれて話し合いました。
◆ A・B班:交流・憩い・遊び
「地域のにぎわいをどうつくるか?」「誰もが安心して集える公園にするには?」を中心に、様々なアイデアが飛び交いました。
- 花見やピクニック、ライトアップによる四季の演出
- 自然を生かした工作体験、竹林を使った流しそうめんや環境ワークショップ
- 傾斜を生かしたアスレチックやボルダリング
- 音楽やイベントに対応できるステージ、サマーフェスタの開催
- ベビーカーや車椅子でも利用しやすくするためのスロープ整備
- 桜のライトアップによる防災機能の強化(夜間避難のしやすさ向上)
日常の使いやすさと非日常の楽しさを両立させる提案が多く出され、地域住民の多様なライフスタイルに応える可能性を感じました。
◆ C班:歴史・自然・学び
この班では、海老山の持つ自然環境と歴史的背景をどう魅力的に伝えていくかがテーマ。
- 海老山の植物に名札をつけるなど、身近な自然への気づきを促す工夫
- 山の伝説にちなんだ歴史案内やお菓子文化の復元
- 地形を活かし星空観察やライトアップによる夜間散策の魅力向上
- 広島湾の学びや、由緒ある案内板の整備
「面白くて伝わる歴史の見せ方」を重視する姿勢が印象的でした。
◆ D班:防災
防災班では、緊急時に本当に機能する「逃げられる・泊まれる・助かる」公園をどう設計するかが議論されました。
- 簡易宿泊や炊き出し機能を備えた避難拠点としての整備
- 登山道や進入路、避難経路の確保と整備
- 寒さに対応する設備や照明、トイレ・水・電気といった基本インフラ
- 地域学校と連携した日常的な防災訓練の復活
- 夜間・高齢者・障がい者など災害弱者への配慮を前提とした計画づくり
「災害時に一番困るのはどんな人で、どう守るか」を全員で共有することの重要性が繰り返し強調されていました。
今後について
次回の意見交換会は 2025年6月14日(土)14:00~ に開催予定です。今回は海老山公園の現状の情報共有と基本構想に基づき意見交換を行いましたが、次回は今回出された意見をもとにした「整備基本計画(案)」についての意見交換が行われる予定です。
今回参加してみて、公園が単なる遊び場ではなく、「地域の顔」であり「防災の拠点」であり「学びの場」でもあることを、改めて実感しました。住民の声がしっかりと反映された計画になるよう、今後の動きにも注目していきたいと思います。
(2025/06/14追記)
広島市佐伯区 農林建設部 維持管理課発行「ワークショップだより」など、海老山公園再整備に関する情報は下記をご参照ください。