◎とんど

 とんど

本年も各地区で『とんど祭り』が行われました。その様子を報告します。

とんど一口メモ

『とんど』の歴史は古く、平安時代に宮中行事として小正月(正月15日)に行われる火祭りの行事(詳細略)が端緒であるとの説が正しいようです。民間にあっては道祖神を祭る為の火祭りとの説もありますが、定かではありません。

日本各地で実施されており、左義長、とんど焼き、どんど焼き、どんと祭、三九郎、等各地での名前は異なりますが、どこも注連縄や書き初めを青竹と一緒に燃やし、その年の無病息災を祈願しています。変わったところでは島根県の一部で、とんどの墨を顔に塗ることで息災を願う事も行われているようです・

編集子が幼少時過ごした富士山麓地方では、ドンドン焼きと云い、餅の代わりに米粉の団子を竹棒の先に刺して焼いて食しました。又、柘植や三椏の木に2~3Cmの小さな団子(赤や草色などの色を付けて)を刺したものを神棚や、玄関、床の間に飾っていました。謂われは分かりませんが、養蚕が盛んであったことから、団子を繭に似せて感謝していたのであろうと推察しています。最近は、この団子を子どもたちが食べないので、殆どの家で廃れているようです。

少子高齢化と都市化の中で、冬の風物詩である『とんど』が廃れるのは時の流れかもしれませんが、日本の良き習俗は残してゆきたいと願っています。

1,柳瀬自治会

柳瀬自治会 大下会長さんからのメッセージ

 柳瀬自治会では、無病息災を願い、竹・注連縄などを集めて焚く『恒例のとんど祭り』を1月11日、安佐北大橋下流で50人が参加し実施した。

 竹を組んだ高さ約12メートルのやぐらに、正月の注連縄などを取り付け、柳瀬八幡神社の神火で火付け式、点火。

 天にまで届く勢いで燃え上がり、参加者全員は地域が元気な一年になるよう願った。

 その後、自治会で準備された『ぜんざい』や、竹に取り付けた焼餅を食べながら会話が弾み盛り上がり、地域の連帯を肌で感じた新春の行事でした

2,河戸上組

3,長井自治会(二井谷家農地 1月10日 約100名参加   こちらもクリックしてね)

4,希望ヶ丘(祭礼実行委員会と子ども会共催 1月10日 とんどの後は集会所で親睦会を行いました)

書き初めも飾られ準備完了勢いよく燃え上がりましたとんどの後始末は防災訓練です

5,虹山五区自治会

6,西宮自治会(ちびっこ広場 1月10日 約60名参加)

7,虹山一・二区自治会(1月10日 亀山南第2公園  約100名参加)

準備も整いました何故か笹酒用の竹が多いですねとんども真っ盛りといった処食べ物飲み物に群がっています

8,虹山三区自治会(1月10日 虹山中公園  約150名参加)

住宅地のど真ん中のため『とんど』は伝統的にミニタイプです。その代わり、ぜんざい・トン汁・餅焼き・お酒(控えめとか?)などで地域のコミュニケーションを図っています。特に子どもたちとは、ビー玉・竹馬・リーム・羽根突きなどの昔からの伝統的な遊びで交流を図っています。
 
  
 
9,河戸下組
山に材料の竹を採りに行きましたとんど予定地に材料が揃いましたとんどの組み立て準備完了。参加者と点火を待つだけ
点火。近所に配慮して竹は少なめ
皆さんで無病息災を祈りました。
これが何とも旨いんだよね!!
鮎の塩焼きとは豪勢な事です。

 

    広報かめやま