◎災害に強いまちづくりを目指して!!平成23年度版

1,安佐北区防災講演会に参加して
  平成23年度安佐北区防災講演会は、安佐北区自主防災会連合会により下記の通り開催され、亀山南学区からも地域を代表して大下連合会長を含め15名が参加した。
日時:平成23年5月22日(日)  9時半~正午
場所:安佐北区民文化センター 
共催:安佐北区役所、安佐北消防署、安佐北消防団 
内容:Ⅰ 安佐北区自主防災会連合会 木原 徳会長ご挨拶 
     Ⅱ 7,16庄原豪雨の被災体験について 庄原市 道上 侑氏
     Ⅲ 安佐北区の土砂災害の危険性について 広島大学大学院教授 海掘 正博氏
    Ⅳ 綾西神楽団による『滝夜叉姫』公演
 
道上 侑氏の講演要旨は、昨年7月16日15時過からの2時間半にわたる局地的な集中豪雨により、大戸川上流及び大津恵川で土石流の発生と氾濫により、庄原市川北町で死者1名全(半)壊家屋14棟の被害があったもの。道上氏自身も親子3人が家屋の下敷きになったが、翌朝奇跡的に救出されたという生々しい報告があった。この集中豪雨は千年に一度あるかどうかといった凄まじいものであったとのこと。私達の地域もこのような事態に遭遇する事の可能性を念頭に置く必要があるものと考えます。
局地的大雨の様子は下記の写真を見て下さい。
 
 
海掘 正博教授の講演要旨は、安佐北区においては花崗岩類(新しいものは御影石、風化したものはマサ土)が多く、マサ土は比較的少ない雨量でも土石流が発生しやすいので注意が必要であること。又、最近では局地的集中豪雨による相乗効果で災害が起こりやすいとの説明があった。よって、前兆現象が見られたときは何はさておき安全な場所への避難が大切とのお話でした。
 
 
2,春季リーダー研修会開催
 平成23年春季自主防災会リーダー研修会は下記の通り行われた。
日時:平成23年6月18日(土) 午前9時半~正午
場所:亀山公民館第一研修室 
参加者:41名(各地域の防災リーダー)
支援:安佐北消防署可部救助隊 山本隊長
    安佐北区役所区政振興課 新具課長補佐、窪田課員
内容:
①土砂災害及び地震災害についてビデオにて研修
東日本大震災における地震・大津波の様子は、当地域では予測することの出来ないものであり、自然災害の凄まじさを肌で感じることが出来た。
又、平成11年6月29日に発生した広島県西部地区における集中豪雨による土砂災害について、被災された方の証言や、他の地域での土砂崩れの様子などのビデオを放映し、特に土砂災害は突然一気に発生するので、過去の状況を参考にせず、危険と感じられる徴候があったら速やかに安全と思われる地域に避難する必要があるとのアドバイスを戴いた。
②一昨年10月に指定された土砂災害防止法に基づく指定地域は、当学区では15地区の内14地区が対象となっており、土砂災害ハザートマップは年内に各戸に配布されるとの説明があった。
 
 
3,可部地区新任リーダー研修会に参加して
 
可部地区自主防災会連合会新任リーダー研修会は、7月23日(土)広島市総合防災センターで開催されました。
地域の自主防災活動を推進する目的で、5年前から継続して実施しているものです。本年は、可部地区7学区より44名が参加し、当亀山南学区からも大下連合会長以下5名が参加して自主防災活動推進に当たっての研修を受けました。今年の梅雨は幸いにも大雨の被害が無く、又、台風6号も冷や冷やしていましたが、広島地方には大きな影響もなく経過しましたものの、今年は台風のルートが西日本直撃の公算が強いとかで、心配の種は尽きません。何れにせよ、災害は『忘れる間もなくやって来る』と言われておるように、常日頃から備えだけはしておきたいものです。 
 
 
 
 
 
 
1)虹山三区防災訓 
     虹山三区自主防災会は、下記の通り避難訓練を実施した。
  日時:平成23年9月25日(日) 10:30~正午    場所:虹山中公園    参加者:100名
  内容: ① 近隣避難場所避難訓練
       ② 防災に関する現況報告及び煙式火災検知器の設置について~ 安佐北消防署
       ③ 炊き出し訓練
             ④ 16班法面対策工事の現況報告
 
 2)虹山三区法面対策工事決定(急傾斜地対策事業)
  6年間にわたり懸案であった見出しの件、当局のご配慮により正式に着工が決定した。
  平成17年9月の颱風14号による豪雨により表層崩壊を起こしていたもので、この間3回にわたり安佐北消防署・安佐北区役所並びに地域住民が一体となって自衛的に
  塩ビシートを張る等の対策を講じていたものであり、本対策により地域住民は枕を高くして過ごすことが可能となった。 
 
事業説明をする県・工事関係者     説明を聞く地域住民     工事実施看板        起工式の様子
    工事の様子は[まちのアルバム(クリック)]を参照下さい
 
 
3)柳瀬地区急傾斜地崩壊対策事業
  柳瀬720地区整備事業は、一昨年実施の一期工事に引き続き、第二期工事として平成23年6月に着工し、年度末には完成する見込みである。
  一期工事の150メートルに併せ、計300メートルが整備されることになり、長年の懸案であった地域の土砂災害の危険から安全性が確保され、地区住民は喜んですいます。
  尚、第三期工事についても引き続いて関係機関に要望してゆく事としています。下記は完成間近の様子です。
 
 
4)第3太田川橋(仮称) 工事進捗の様子 
  県道宇津可部線と県道下佐東線を結ぶ橋梁工事は、現在鋼橋上部の工事が進められています。
  下柳瀬地区から安佐南区八木町までの区間で、橋長134メートル、幅員10メートルのもので、完成は平成25年3月末と予定されている。
  完成すれば自家用車での交通緩和・時間短縮の他、災害発生時でのアクセスが確保されることになり、地域住民の期待は大きいものがある。
 
 
 

◎災害に強いまちづくりを目指して!!

 
 平成20年度21年度の活動記録はトップページを参照下さい。
柳瀬地区急傾斜地帯策 (大下会長様から情報を提供頂きました。)
 
柳瀬地区では、県道から北側に位置する住宅地には、勾配30度以上、高さ5メートル以上の急峻な茶臼山の山麓が迫っ
ており、崖崩による災害から人命を守るため、平成17年6月広島県に急傾斜地崩壊対策事業について要望書を提出。
平成21年7月崩壊危険区域に指定され、平成21年10月から広島県により工事が行われています。
第1期工事として本年7月までに150メートルの範囲で対策が完了する見込み。残る50%は第2期工事として逐次整
備される予定。下記は対策工事中の写真です。
 
 完成した第1期工事
 
太田川堤防対策事業(大下会長様から情報を提供頂きました。)
 
平成17年(2005)9月の台風14号による洪水被害を受けた柳瀬地区では、国土交通省太田川河川事務所による床上浸水対策緊急事業で『輪中堤』工法により工事が実施されています。
工期は1期工事が平成21年10月から平成22年6月末予定で、本堤278メートルが工事中です。2期工事は、平成22年11月末予定で取り付け堤防を含めた170メートルが完成する見込みです。
 
 完成間近の堤防工事。平成23年3月末完成を目指して突貫工事中です。
 
完成した柳瀬の堤防
 
太田川堤防対策事業4~その2(今井田地区)
 柳瀬地区と同様な対策が行われています。平成22年5月28日現在の状況写真は下記の通りです。撮影当日筒瀬橋下流で、
川鵜が鮎を補食しているのを見ました。白鷺は川岸付近に10羽ほどいて、岸辺に寄ってくる小魚を対象としていましたが、2羽
の川鵜は流れの深場に誰憚ることなく潜水し、鮎を補食していました。川鵜にとっては早々と鮎漁の解禁です。
      対岸から見た新設された堤防
           筒瀬橋から見た様子
  出来上がった樋門 水位上昇時は堤防内外を遮断         完成間近の樋門操作盤
 
       完成した堤防を側面から見る      今井田地区対岸の安佐南区筒瀬側の様子
 
筒瀬橋進入道路を兼ねて完成間近の堤防工事
 
柳瀬地区自主防災活動
柳瀬地区では、安佐北消防署の支援を得て本年も下記の通り自主防災活動を実施しました。
日 時:平成22年9月12日(日)    会 場:柳瀬自治会館    参加者数:16名    内 容:①心肺蘇生術 ②消火訓練
 
平成22年7月16日の大雨により大田川が増水し、柳瀬キャンプ場では下記写真のとおり冠水及び旧亀山発電所付近の道路は半日に亘って冠水し通行止めとなりました。また、可部~宇津線の道路脇急斜面が崩落し通行止めとなりました。
 
     
 
 虹山五区防災倉庫
虹山五区の自主防災倉庫は器材の拡充により手狭となっていたが、2年計画で有価資源回収事業で資金を確保し、この度念願の倉庫を造ることが出来た。旧倉庫の撤去やら基礎工事の施工など有志延べ約30名で 2日間(5/27及び5/29)にわたって作業したもの。この倉庫の完成により緊急時にも手早く対応することが可能となった。
 
虹山五区自主防災訓練
虹山団地の春季一斉清掃に合わせて自主防災炊き出し訓練を実施しました。この行事は14年間継続しているもので、今年の参加者は250名弱でしたが過去最高でした。早朝から役員の皆さんが虹山北公園に集まり、竈の設営・洗米などの段取りの上、2ヶの羽釜でそれぞれ2回炊きあげ500ヶを超えるおむすびを作りました。昨年度は作業を急ぎ少々ホチ米がありましたが、今年は昨年の反省を踏まえ素晴らしい炊きあがりでした。虹山団地のり面や雨水側溝など梅雨を目前としての対策としての清掃作業を終えた皆さんが集まり、炊き出し訓練で作ったおむすびを賞味しながら、五月晴れの下しばし歓談しました。
 
虹山3区のり面補強作業
広島県当局の本格的対策工事を前に、本年7月の大雨により、昨年5月に実施した塩ビシート補強張り斜面上部に更にゆるみ減少が見られたので、秋の台風シーズン及び来年の梅雨シーズンを前に最小限の安全を確保する意味で、去る8月26日、安佐北消防署の支援を得て、自衛的に塩ビシートの追加張り作業を実施した(地域:25名、安佐北消防署:6名)。安全を確保する意味での暫定的な措置であり、当局の早期着工を強く要望中である。
 
 平成17年9月台風14号の豪雨により発生した、虹山三区内急傾斜地の表層崩壊について、虹山三区自主防災会(会長:北村敏)ではその対策を当局に要請していたが、この度広島県当局の検討結果がまとまり、更には地権者のご理解とご協力を戴き、平成23年2月21日地域住民に対し事業説明が行われた。ここに至る5年半の間には更なる地盤の緩みや、梅雨や台風に備え、安佐北消防署及び安佐北区役所の支援を得て地域住民が総出で塩ビシートの張り替えを3回にわたり実施するなど自衛手段を講じてきた。本年6月以降に工事着手の見込みで、地域住民もようやく安心して生活できることとなった。
下の写真は、事業説明の様子と地権者との境界確認の様子です。
 
虹山4区土砂災害防止勉強会の実施
虹山4区自主防災会では、9月14日、安佐北消防署柳迫警防課長補佐殿を招聘して、土砂災害を中心とした近隣の被災状況のの講話を拝聴しました。講演はスライドを使い、かつ、分かり易いユニークな説明で、好評でした。又、講演会に先立ち、虹山北公園への避難訓練及びアルファ米の炊き出し訓練も併せて実施しました。参加者は40名。訓練の状況は下記の通りです
 
 
河戸地区自主防災活動
 河戸自主防災会では毎年定期的に春と秋に自主防災活動を実施しているが、本年度も春季行事として、6月27日に、秋季行事として9月26日に実施しました。
秋季行事の様子を紹介します。
場 所:河戸自治会館   参加者:55名
内 容: ①住宅用火災警報器の設置について
     ②防火について
     ③初期消火訓練(消火器の使い方)
備 考:活動に当たっては、安佐北消防署のご支援を戴きました。尚、訓練の様子と当日配布した資料の内『放火されない・させないまちづくり』を紹介します。
 
 
 
 亀山南学区自主防災関係
1)春季リーダー研修会
平成22年度亀山南学区自主防災会春季リーダー研修会を下記の通り開催しました。
日時;平成22年6月13日(日) AM8:30~正午
場所;亀山公民館
内容;1)携帯電話を利用しての避難場所連絡手段について(広島市立大学 嶋教授及び研究生3名のご支援を頂きました)
    2)巨大地震についてビデオ研修(近い将来発生が予測されている南海地震について)
    3)各自主防災会活動状況の発表(第3回目の今年は、下柳瀬・荒下・虹山県住・希望ヶ丘・虹山1区・虹山4区の6自主防災会に活動状況を発表して頂きました)
    4)土砂災害について(安佐北消防署警防課 柳迫課長補佐殿より昨年度中国地区で発生した土砂災害の事例を中心に講演して頂きました)
 
2)亀山南学区第9回総合防災訓練
亀山南学区自主防災会連合会では、11月20日(土)第9回総合防災訓練を実施しました。
テーマ:数日来続いた大雨により緩んだ螺山の斜面が、マグニチュード8の南海地震の発生により、大量の土砂崩れが発生したことを想定した避難訓練と、併せて防災フェアの実施。
特 徴:中学生のパワーは、今後の自主防災活動には必要不可欠であることを念頭に置き、亀山中学校の協力と連携の元に実施するもの。 
 
天気予報がコロコロと変わる中で当日の天気を懸念していましたが、 当日は防災訓練にとっては何不足のない絶好の小春日和でした。
地域住民350人強、亀山中学生200人強、その他関係者100人の総計650人あまりの参加者があり、盛大に防災訓練及び防災フェアを開催することが出来ました。特に元気な中学生の参加は、高齢化する地域にあって、勇気と元気を戴きました。
 
 
 次の動画はケーブルテレビ『ふれあいチャンネル』殿のご厚意により、放映分を収録させて頂きました。ありがとうございました。
 
3)煙式火災検知器広報活動
広島市では煙式火災検知器の許容設置期間が1年を切ったことから、全市・全世帯にローラー作戦を展開し、市民に対する啓発活動をこの8月より実施することになった。 
当亀山南学区も、広島市の求めに応じて全戸に戸別調査に関するチラシを配布した。チラシはこちらをクリックして下さい
 
 
長井自主防災会の活動
長井地区自主防災会は、今年度の活動として下記の通り避難訓練を実施しました。
日時;午前9時~正午
場所;亀山南集会所を中心として
活動内容;活動状況は長井自治会のホームページをご参照下さい。
 
 
上畑自主防災会の活動
上畑自主防災会(会長:浅川伸二)は、平成23年度防災活動を下記の通り実施した。 
日  時:平成23年2月26日(土) 午前8時半~正午
場  所:広島市安佐北公民館
参加者:76名
 
 
 
 

 
 
 
 
 


 
  地域かわら版
  2014年度