庚午雑感13
2011年2月9日 09時19分 [nakayonkai] 完成した土地の売却はすべての土地を二〇分割し、希望により売却することにした。価格は1反につき、上畠を70両、中畠を60両、下畠45両と定め、まず価格の半額を納め、残金は玄米を時価に換算し、翌年から無利子で三年年賦で支払うこととした。下は700両から上は4300両くらいまで位となり、総額約5万3千両余りとなり、この通り売却できれば新開工事費用は十分に償還できる筈であったが予定通りには売却は進まなかった。特に16割から下の20町歩は買い手が付かなかった。
そこで桑原 儀三郎(豊島屋)、越智豊三郎、、小泉甚右衛門らが買い受けることとなった。新開方の役人からの懇請により小泉甚右衛門が買い受けを承諾したため関係者ホッとした思いであったようだ。(小泉甚右衛門手記)
その後も小泉家では竹田庄兵衛、桑原 儀三郎等の分まで買い受けたため庚午新開の大半を所有することになった。
その後も小泉家では竹田庄兵衛、桑原 儀三郎等の分まで買い受けたため庚午新開の大半を所有することになった。