庚午雑感16
2011年2月12日 09時45分 [nakayonkai] 庚午新開の守り神としての庚午神社は新開地の開発に応じて、いくつかの場所を動座して今の地に落ち着いたのである。今の神社は庚午新開100年目にあたる昭和46年に地域の人たちの寄付により、改築された。
庚午神社は新開を造成着手した明治3年(庚午の年)に工事安全の守り神として祀られた。この神社の祭神は大歳神(農神)、植山姫命(土木守護の神)であるという。古江の高台に農神として祀られ、農民から深く尊敬されていたが、庚午新開造成にあたって、この神のご加護を願って築堤関係者たちは「地鎭」の神として古江の山上から迎え、まず築堤工事の第一現場である「五の割」近くの水流の急な難所に祀り、潮止め工事を始めた。