トンガ坊遺跡・出雲系の物が発見
  可部バイパス建設の路線の一部に当たる 「 トンガ坊遺跡」 が発掘されました。上町屋地域の集落に接している山地です。近辺の人たちは、昔から 「トンカボ・トンカボ」 と言い慣わしていて、大林から可部に至るまでの見晴らしがよいので子供が「お花見」をする絶好の場所でした。
  広島市文化財団が発掘作業を担当し、現地ほかの30人で約1 年半の作業が続きました 。作業の中途でも珍しい遺物が発見されるので、 何回も新聞記事になりました。作業が終わっての現地説明会には、午前と午後にわたり遠近から約500人の見学者がありました。
  
  ほぼ1800年前と推定される竪穴式住居跡が20戸も見つかる驚きと、全国でも珍しい 「座ったままの女性の全身の骨」ほか多くの遺物が発掘されました。 特大の「甑形(コシキガタ)土器」が6個ほか、出雲系の遺物が多く発見されました。    
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