青崎地区は広島市南区東部にあり、「マツダの城下町」ともいわれましたが、神社、寺、民家など古い歴史を持つ地域で、生活の温もりが感じられる町です。しかし、団地の造成、高層マンションの建設などで、新しい住民が増え、近所付き合いが薄れて、人間関係も希薄になりつつあります。地域にによっては道路が狭く坂道も多く、高齢者や障害者にとって、決して住みよい環境ではありません。また、一人暮らしの高齢者も多く、さらに増える傾向にあります。
青崎地区社会福祉協議会は昭和29年に結成され、当初から連合町内会の色合いが強い社協でした。平成18年に青崎二丁目にあるヒューマンズプラザ青崎自治会が加入して、現在は9町内会、1自治会と関連団体で構成しています。なお、小磯町は工場とそこで働く人たちの寮となっており、町内会はありません。
平成14年から、そうした特徴を生かしながら、福祉のまちづくり総合推進事業に取り組んできました。「ふれあいいきいきサロン事業」「ボランティアバンク設置事業」「近隣ミニネットワークづくり事業」の3つを柱に活動を開始しました。
平成18年度から2年間、福祉のまちづくりプラン策定支援指定地区事業を受け、さまざまな福祉問題の現状をできるだけ正確に把握し、その解決に向けての取り組みを始めました。